2007年09月20日
玉くしげ - 美しい国のための提言 [現代語訳 本居宣長選集]
本居宣長の古道関連の著作に焦点をあてた現代語訳選集を刊行
本居宣長は、外国文化が輸入される以前の日本人の言葉や考え方を研究した人物です。「美しい国」、「国家の品格」と相次いで国のあり方が問い直されている今日、宣長の著作は、「日本とは何なのか」を見つめ直すきっかけになるでしょう。江戸時代ファン、日本を知りたい外国人の方も必携です。[現代語訳選集をお勧めする訳]
宣長の著作はとても平易で読みやすいものですが、江戸時代の言葉で書かれているために、現代人はなかなか気軽には読めません。そこで宣長について知りたい人は、彼について書かれた解説書を読むことになるのですが、それらはなぜか非常に難解なものが多いのです。というわけで、宣長について知りたいのであれば、彼自身の著作の忠実な現代語訳を読むのが最もよいのです。
下記の出版を計画しております。サイズは新書版です。
第1巻玉くしげ-美しい国のための提言(2007年9月26日刊行予定)
「玉くしげ」
天明7年(1787)、天明の大飢饉の最中、本居宣長58歳の時に、紀州藩主・徳川治貞の諮問に応えて、藩の政治・経済の運営について提言を行ったものです。
本編には、行き詰まった封建社会の姿が生々しく描かれていますが、なぜかその姿は、今日の平成日本の姿によく似ています。本編が書かれてからちょうど80年後に、江戸幕府が終焉し、明治維新を迎えたことを考えても、今後の日本のことを考えるヒントになるのではないでしょうか?
「玉くしげ別巻」
紀州藩主に「玉くしげ」を献上した際、別巻として添えられたものです。「玉くしげ」が具体的な政策を論じたものであるのに対し、こちらはその政策の土台となる古道について正面から論じたものです。
「直毘霊」
宣長が35年の歳月をかけて完成させた「古事記伝」の中の一編で、古道の趣旨を余すところなく書き表しています。宣長の古道は、「古事記」に伝わる古伝説の内容をすべて事実とみなすことを出発点としており、本編出版後、当時の学者達の間で大論争が起こりました。
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