2007年02月16日

「負けるが勝ち」の生き残り戦略―なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか 

情けは人のためならず

強い者が勝ち、弱い者は滅びる――生物の世界は、そういう「優勝劣敗」「弱肉強食」の世界だと思われている。しかし、事実は違う。長い進化の果てに生き残った、現存する生物は、長期的に見て、互いに助け合っている。互いに依存しあっている。
そのようなものとして、長い自然選択の試練を経て、生き残ることができたのである。

殺虫剤でゴキブリやハエを殺すと、当座は数が少なくなる。しかし、しばらく経つと、以前よりぐっと増えることが知られている。複雑な自然界の現象は、決して、強い者が生き残り、弱い者が滅びる世界ではない。「利他主義」こそが最適の戦略であり、弱い者ほど生き残る。このパラドックス(逆説)は、選挙をはじめ、人間社会にも数々の実例が見られる。

本書では、生物界と人間社会から、これら逆説の例を多数取りあげながら、自分のことばかり考えるジコチューは滅び、「黄金律」戦略と呼ばれる利他主義をとった者が、結局は最後まで生き残ることを、ゲームの理論を駆使しながら説得力をもって証明する、本邦初の本である。


〈目次〉
プロローグ――情けは人のためならず
第1章 スキャンダル候補が選挙で生き残る
第2章 じゃんけんゲーム
第3章 進化とは最適化のプロセス――自然選択ということ
第4章 「負けるが勝ち」の進化論
第5章 近親婚を避ける生物界のシステム
第6章 なぜ男の子の出生率が高いのか
エピローグ――汝の欲せざるところを他人に施すなかれ
あとがき
参考文献

(書誌データより引用)

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『「負けるが勝ち」の生き残り戦略―なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか』についての意見(トラックバック)

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地球上の生物が自らが不利な状況に追い込まれるような、一見不可解な行動をとることがあるが、実はそれこそ「個」ではなく「種」として生き残るための戦略である。 「負けるが勝ち」の生き残り 戦略―なぜ自分のこ??iv>??
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[ 世田谷読書日記 ]   2007年02月23日 22:52
私たち人間は、目に見える物質そのものよりも、目には直接見えない人の心、自分と人
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