2007年10月

2007年10月31日

町工場の技術と頭脳を駆使した華麗なる黄金奪取作戦。

首都圏の端っこに位置する桜宮市に突如舞い込んだ1億円。その名も「ふるさと創生基金」。だがその金は黄金をはめ込んだ地球儀に姿を変え、今では寂れた水族館にひっそり置かれているだけとなった――はずだった。が、ある日を境にトラブル招聘体質の男・平沼平介の日常を一変させる厄介の種へと変貌する。
8年ぶりに現れた悪友が言い放つ。「久しぶり。ところでお前、1億円欲しくない?」
かくして黄金地球儀奪取作戦が始動する。二転三転四転する計画、知らぬ間に迫りくる危機。平介は相次ぐ難局を乗り越え、黄金を手にすることが出来るのか。『チーム・バチスタの栄光』の俊英が放つ、驚愕のジェットコースター・ノベル!

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  • 海堂 尊
  • 東京創元社
  • 1575 円
夢見る黄金地球儀
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2007年10月24日

第16回鮎川哲也賞に佳作入選したコミカルなミステリ

某市立高校の芸術棟にはフルートを吹く幽霊が出るらしい――吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。かくなる上は幽霊など出ないことを立証するため、部長は部員の秋野麻衣とともに夜の芸術棟を見張ることを決意。しかし自分たちだけでは信憑性に欠ける、正しいことを証明するには第三者の立会いが必要だ。……かくして第三者として白羽の矢を立てられた葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、予想に反して幽霊は本当に現れた! にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは? 第16回鮎川哲也賞に佳作入選したコミカルなミステリ。

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  • 似鳥 鶏
  • 東京創元社
  • 609 円
理由あって冬に出る
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絶品料理の数々と極上のミステリ7編をどうぞご堪能ください

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。風変わりなシェフのつくる料理は、気取らない、本当にフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。そんな名シェフは実は名探偵でもありました。常連の西田さんはなぜ体調をくずしたのか? 甲子園をめざしていた高校野球部の不祥事の真相は? フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか?……絶品料理の数々と極上のミステリ7編をどうぞご堪能ください。

●収録作品
「タルト・タタンの夢」
「ロニョン・ド・ヴォーの決意」
「ガレット・デ・ロワの秘密」
「オッソ・イラティをめぐる不和」
「理不尽な酔っぱらい」
「ぬけがらのカスレ」
「割り切れないチョコレート」


●作者プロフィール
近藤史恵(こんどう・ふみえ)
1969年大阪市生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。93年、『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。人間心理の機微を描く筆力の見事さには定評がある。著作は他に『ねむりねずみ』『ガーデン』『にわか大根』『ふたつめの月』『モップの魔女は呪文を知っている』『サクリファイス』など多数。

●《創元クライム・クラブ》について
島田荘司『摩天楼の怪人』、坂木司『切れない糸』など、ミステリ界のトップランナーたちの作品を東京創元社が自信をもってお薦めする日本ミステリの専門レーベルです。2005年刊行の『落下する緑 永見緋太郎の事件簿』から、装幀をリニューアルした“新生”創元クライム・クラブは続々と刊行中。今後も傑作・話題作が続きます。上質な日本ミステリの贈り物をご堪能ください。【四六判仮フランス装・四六判上製】

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  • 近藤史恵
  • 東京創元社
  • 1575 円
タルト・タタンの夢
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新鋭が贈る、あたたかなタッチで描かれた愉しい連作

「じつはフランス製じゃないんだ、フランス人形は」「そうなの?」ある春の日、八駒家に持ち込まれたプラスチックの箱の中身は、「冬の室内」といった趣の舞台装置と、その右のほうに置かれた椅子に行儀よく腰かけている少女の人形。子供らしい快活を示すように、ひょいと天を向けた少女の左足のつま先は――こなごなになっていた。破損の責任を押しつけられそうな敬典の姿を見て、娘のつばめは憤慨するが、敬典は不思議と落ち着いていて……。
きっかけは小さな謎でも、それらは八駒家の食卓の上で壮大なペダントリに発展する。『天才たちの値段』で鮮烈な印象を与えた新鋭が贈る、あたたかなタッチで描かれた愉しい連作。

●著者プロフィール
門井慶喜(かどい・よしのぶ)
1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒。2003年、短編「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビューする。06年に刊行された初の著書『天才たちの値段』は、美術ミステリとしての濃厚な面白さと新人離れした完成度で話題となった。豊富な知識を縦糸に、物語を横糸にして巧みに独自のミステリを織り上げる気鋭。本書が二冊目の著書となる。

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  • 門井慶喜
  • 東京創元社
  • 1575 円
人形の部屋
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2007年10月20日

雑誌「旅」 今月はパリのビストロ大特集!

「旅」12月号(10月20日発売)
秋本番、本当においしい44店
パリは、
ビストロの
季節です!

パリのビストロを紹介する全65ページの特集です。サブタイトルにある「本当においしい」というのがポイントです。星の数ほどもあるビストロの中から、本当におすすめできる店44軒を厳選しました。新しいとか、珍しいスタイルが話題とか、そういう選択理由はなしです。料理が洗練されていても無骨でも、とにかく食べて心底おいしいなあと思えるところ。それにひとつ付け加えるとしたら、居心地のいい店であること。心から満足できるビストロばかりです。これを読んだら、パリを訪れる楽しみがまたひとつ増えますよ。

★「誰もが納得、人気不動の10店!」

いまパリで行くべき、最もおすすめのビストロ10店を厳選。ほとんどがオープンしてから10年以上経つ店ですが、味も雰囲気も抜群。ずっと高いレベルを維持し続けている定評のある10軒です。

★「これだけは知っておきたい基礎知識。」

ビストロのメニュー構成や基本のルールを徹底紹介。注文するときのマナー、ビストロとブラッスリーの違いなど、抑えるべきポイントはこの中に。基礎知識があれば、ビストロをもっと楽しめます。

★「レシピもマスター、これぞビストロの定番料理。」

ビストロの定番といえる料理を並べた料理図鑑です。そのうちの4品に関しては、お店で教わったレシピも載せています。お店に行って何を食べようか迷ったら、まず定番料理をオーダーしてみてください。どのビストロにもある定番を食べれば、その店の味と力量がわかります。

★「懐かしい映画のような、老舗ビストロへ。」

時代の流れをつかみ、変わりつつあるパリで唯一変わらないもの、それこそが老舗ビストロの味。小細工は一切なし、シンプルな料理で勝負です。その品格が店の空気に反映されるのか、雰囲気もとてもいいんです。こういう店では、とくに肉料理がおいしい!

★「味は本物! 20ユーロ以下のランチを狙え。」

リーズナブルにビストロの味を楽しみたいなら、狙うべきは断然ランチ。お昼だけのお値打ちコースや、日替わりランチなどもあります。20ユーロ以下でも納得の味をラインナップしました。

★「日曜日にオープンのおいしい店、教えます。」

パリではほとんどの飲食店、ブティック、美術館などが日曜定休なので、限られた日数しか滞在できない旅行者にとって、日曜日は恨めしい曜日でもあります。だから日曜日に営業しているビストロ情報はかなり活用できます。そして日曜オープンのビストロには、なぜか名店が多いのも特徴です。

★「滞在ホテルの周辺、どんなビストロがある?」

サントノレ、マレ、サンジェルマン。人気の3エリアの中で居心地のいいプチホテルと、そこから歩いて行けるビストロをご紹介。滞在ホテルの近くで食事を済ませたいときに便利です。ホテルやビストロの場所を示した詳しいエリアマップもついています。

=====
日本の知られざる町並みを紹介する連載「小さな町へ、小さな旅。」では、鳥取県倉吉を訪れます。赤瓦で彩られた白壁土蔵の町並みで、手作りの桐下駄や精緻な竹かごを見つけました。

そのほか、銀座にオープンするアルマーニタワーのすべてを紹介するスペシャル企画や、リリー・フランキー氏の英国紀行など、今号も盛りだくさんの内容です。

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  • 「旅」編集部
  • 新潮社
  • 700 円
旅 2007年 12月号 [雑誌]
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books_review at 16:30|PermalinkTrackBack(4)clip!雑誌 

2007年10月16日

この書籍紹介は、「本が好き!」会員による登録です。

大好きな本

「好きな本があるよ、いい本があるよ、みんなもよかったら読んでね!」――この10年のあいだに読売・朝日新聞の書評委員をつとめる川上弘美が、「ほんとうに自分がいい」と思った傑作とは? 詩集もあれば、漫画もある。あなたを心よろしき読書に誘う、思わず読みたくなる川上流ブックガイド!

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  • 川上 弘美
  • 朝日新聞社
  • 1890 円
大好きな本 川上弘美書評集
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books_review at 20:08|PermalinkTrackBack(0)clip!文芸 

中国食品安全現状調査

違反・禁止添加物の使用、劣悪な衛生環境、ニセ食品。儲けのために手段を選ばぬデタラメさが生んだ恐るべき事態を四年にわたり追跡!

中国食品が世界の食卓を脅かしている。だが、国内の食品汚染はもっと深刻だ。

ホルモン剤を添加した養殖水産物が原因で性早熟児があらわれた。喘息治療薬で赤身化したブタ肉による中毒事件の多発。発癌性のある合成染料で卵の黄身を鮮やかにする。下水のゴミ油を加工して屋台の食用油や安いサラダ油に。

農地には水銀がしみ込み、水道管の八割に鉛塩が使われている。不衛生、利益優先・安全無視。

いったい中国では何を食べたらいいのか。4年にわたり、食品の安全問題を取材してきた中国人ジャーナリストが、恐るべき実態とその社会的背景に鋭く迫り、2006年度のドイツ「ユリシーズ国際ルポルタージュ文学賞」佳作となった衝撃の報告。

日本はこれらの汚染食品を水際で食い止められるのだろうか――。

●著者プロフィール

周勍
1964年、西安生まれ。中国作家協会魯迅文学院、西北大学作家コースに学ぶ。89年の天安門事件に連座し、3年近く獄中に。現在、『口述博物館』誌編集長。中国独立ペンクラブ会員、中国民間文芸家協会会員。85年からの作家活動による著作、論文多数。北京在住。

廖建龍
1934年、台湾生まれ。59年、東京大学農学部卒業。農学博士。香港および台湾企業の中国市場への進出事業に携わる。90年代から、中国と台湾の政治・経済問題の研究に従事。著書に『香港崩壊と日本』(光文社)。雑誌に評論多数。

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2007年10月11日

生物の環世界に迫る!

カンブリア紀の爆発で出現した多種多様な生物.彼らはすばやく動く能力をそなえていた.それは外部環境を知る生物の情報処理器の変容ももたらした.
この「移動能力の向上―情報処理器の洗練」が,進化に深くかかわっていたのだとしたら…….
生物にとって情報のもつ意味とは.
生物を本当に理解するうえで,おのおののもつ情報世界=環世界を知る必要性とは.
南極,ケニア,フィンランド,イタリアなど,世界各地に赴き,生き物たちに接して著者はなにを考えたのか.
人間社会を含め,生物を真に理解する旅.

【主要目次】 
第1章 多様な生き物たち 一 南極の虫(スプリングテールを求めて/極寒の地でも凍らない/スプリングテールも昆虫)
二 多様な生物とその整理法(生物の分類/形変われば種も変わる?)
三 なぜ生物は多様なのか(生命の誕生/大量の酸素/原核生物から真核生物へ)
四 生物多様化の促進――多細胞生物の出現(細胞の塊/移動する能力)
五 スコット・ハット(サバイバル・トレーニング/南極の研究室)
第2章 生き物はいかに多様化したのか 一 南極の海(生命溢れる海/黄色い服を着たままバーに入るな!)
二 カンブリア紀の大爆発――多様な生物のほんとうの意味での出現(にぎやかな時代へ/体に硬いものがあるという特典/移動する方法/筋肉の存在)
三 生物の多様化の発見(生物の類縁関係/ダーウィンの洞察/遺伝の法則――メンデルの工夫/生き物の形づくり/形はいかに変化するか)
四 なにをもって昆虫とするか――スプリングテールを見ながら考えた(体節で考える/翅と卵で考える)
第3章 生物がもつ時計――多様な生物の共通性 一 体内時計(別のトビムシ/白夜はツラい/二四時間一周期――概日リズム/シアノバクテリアのもつ時計)
二 氷の上で……(トビムシ捕獲作戦/ジョークとレジ袋)
三 体内時計の調べ方(光りを受けとる細胞/トビムシの餌/一二時間周期/南極のタコ料理)
第4章 多細胞生物の設計原理 一 息が苦しい(ケニヤ山の石っころ/オーストリアン・ハット/肺の役割/ヒトの呼吸調整能力)
二 生命を維持する工夫(細胞の役割分担/ホメオスタシス/生体エネルギーの通貨/太陽のめぐみ/ミトコンドリアの仕事/バクテリアの生き残り戦略?)
三 進化スピードの上昇――移動性がもたらしたもの(神経系の誕生/神経系の集中/標高五〇〇〇メートルを飛ぶハチ)
第5章 生き物たちの存在様式 一 栄養をいかに取り入れるか(家畜化されたヒト――ナイロビナショナルパークにて/エネルギー(栄養)という視点から見た生物)
二 太陽の恩恵(食物連鎖/エネルギー(栄養)の流れ/もとをたどれば太陽エネルギー/万物流転)
三 集団――群れることの効用(マガディ湖でみつけた温泉/テラピアの味/生態学とはなにか/還元論的生命観/個体の集団/個体群の広がり)
四 分布――他者との距離(個体の分布/個体数を変動させる外的要因/バッタの大発生――密度効果が集団におよぼす影響/マサイマラナショナルパーク)
第6章 生き物たちにとっての情報処理 一 食う食われる(フィンランドの湖畔にて/被食者と捕食者の関係/行動がもたらしたもの)
二 外部環境を知る能力(生き物たちのセンサー/運動性能を向上させた感覚器/複雑な眼の誕生/よく似た基本設計)
三 生物の情報戦略――行動と情報処理(動物の行動とは/行動の五つの単位/あらためて動物の行動とは)
四 進化の原動力(タコとヒトの高度な行動/大進化へ――安定した情報処理機構/真っ赤なお鼻のトナカイさん)
第7章 驚異のナビゲーション能力 一 またまた別のトビムシ研究(フィレンツェ大学――ルネッサンスの息吹を感じて/トビムシのナビゲーション/ 体内時計と太陽の位置)
二 いかに巣に帰るか――ベニツチカメムシの戦略(子育てをするベニツチカメムシ/帰巣戦略/「科学の巨人」/帰り道の方向と距離/複眼の役割/道草を食えるベニツチカメムシ
三 複雑化した行動と情報処理(個体群の維持/「食う食われる」だけではない関係/大きな脳、小さな脳)
第8章 生物がつくりあげる情報世界――環世界 一 バッファローは馬鹿者なのか(ケニア山に別れを告げて/ライオンよりもバッファローが怖い/頭がよいとはどういうことか/予測どおりの行動、予測外の行動/行動だけで判断しない)
二 環世界の導入(情報世界の考え方/環境と環世界(環境世界))
三 種によって違う感覚の受容範囲(見えるものだけが見える/色を見分ける/聞こえるものだけが聞こえる/情報の抽出/意識にのぼらない世界)
第9章 環境への適応戦略 一 環世界をいかに理解するか(雄と雌の環世界――マガディ湖の温泉 続編/アオハダトンボのディスプレイ/環境を記憶する――ハエの情報処理システム/ふたたび環世界について
二 環境の変化に上手に適応したフナムシ(視覚世界の調べ方/昼と夜で変わる世界/脚で水を吸う?/集団の中での個性の違い)
三 環世界の理解はなにをもたらすか(「適応的」「合目的的」ではない生物の行動/殺虫剤を使わない殺虫方法――環世界の応用/異文化の挨拶)
第10章 環世界と文化的行動 一 挨拶行動が意味すること(マーライオンの町/無用の闘争を避ける挨拶/挨拶行動は習得的か生得的か/ヒトにとっての挨拶)
二 経験によって変化する自分(変化し続ける情報処理システム/馬鹿にならないために――文化を学び、自分を変える/朝に道を知れば夕べに死すとも可なり)
三 生物の誕生、情報世界、そして環世界と文化世界

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  • 針山 孝彦
  • 化学同人
  • 1890 円
生き物たちの情報戦略
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驚異の錯視ワールド、そのナゾに迫る!

目の錯覚によって起こる錯視.なぜ錯視は起こるのか? そこに何らかの法則はあるのか?
錯視図形を満載し,驚異の錯視ワールドを,錯視デザインの第一人者が案内する.錯視の心理学と錯視デザインが一度にわかる,究極の錯視ガイドブック,登場!

【主要目次】 
まえがき
第1章 錯視とは何か(錯視は脳で起こる/錯覚とは何か/錯視は知覚レベルの錯覚/勘違いの心理学/蜃気楼は錯覚か/錯視はなぜ起こるのか/錯視にかかわる脳の領域/錯視の楽しみ方)
第2章 静止画がなぜ……止まっているものが動いて見える錯視
一 「X染色体の回転」――オオウチ錯視(動く錯視の発見/なぜ動くのか/回転する錯視/もう一つのオオウチ錯視) 
二 「漂流」――四つの色で動きをつくる四色錯視(四色錯視/簡単につくれる四色錯視/四色錯視で回転錯視) 
三 「蛇の回転」(「蛇の回転」錯視/「蛇の回転」で遊ぶ/「蛇の回転」の歴史/傾きと渦巻き/なぜ「蛇の回転」は起こるのか/「逆」フレーザー・ウィルコックス錯視) 
四 「ボート」――明るさのコントラストか動きを変える中心ドリフト錯視 
五 「コメの波」――波の錯視
第3章 同じ明るさなのに……明るさの錯視
一 「コンクリートの柱」――明るさの対比と同化  
二 「森」と「太陽」――境界が重要な明るさの錯視  
三 周りの明るさの影響――T接合部が重要な明るさの錯視  
四 「帽子」――ログヴィネンコの錯視とエーデルソンの錯視群  
五 「二人の女性」――輝度勾配依存の明るさ錯視  
六 黒い霧と白い霧――透明視依存の図地分化による明るさ錯視  
七 「神経細胞の発火」――ヘルマン格子錯視ときらめき格子錯視  
八 「光る菊」――輝き効果
第4章 水平のはずが……傾きの錯視
一 「だんご30兄弟」――ツェルナー錯視とフレーザー錯視(ツェルナー錯視/彎曲錯視/フレーザー錯視)  
二 「黒ダイヤ」――カフェウォール錯視(カフェウォール錯視/カフェウォール錯視の彎曲錯視/カフェウォール錯視の動く錯視と渦巻き錯視/簡単にできるカフェウォール錯視)  
三 「クッション」――市松模様錯視(市松模様錯視/ 「膨らみの錯視」/市松模様錯視の波の錯視と動く錯視)  
四 「卯図」――カフェウォール錯視の仲間の錯視(黒白円の錯視/ずれたグラデーションの錯視/縞模様コードの錯視)  
五 「カメの養殖」――エッジの変化で傾く錯視(縁飾りエッジの錯視/ずれたエッジの錯視)
第5章 だまし絵は錯視か?――いろいろな錯視
一 だまし絵と錯視(だまし絵の歴史/錯視デザインの創始者/錯視デザインの歴史/だまし絵と錯視の違い――「錯視=役立たず」か)  
二 トリックアートの手法――影(シャドー)と陰(シェード)  
三 ステレオグラムと錯視(なぜ立体的に見えるのか/ランダムドットステレオグラムとオートステレオグラム)  
四 反転図形、不可能図形と錯視(反転図形/不可能図形)

あとがき

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  • 北岡 明佳
  • 化学同人
  • 1470 円
だまされる視覚
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ヒューマンエラーはなぜ起こるのか? その対策と理論を考察する

事故のきっかけになる人間の間違い,ヒューマンエラー.なぜヒューマンエラーは発生するのか.ヒューマンエラーを防ぐ手立てはあるのか.本書では,事故の構造に注目して,ヒューマンエラーを防ぐ方策を,理論的かつ実践的に考察した.さらにヒューマンエラー抑止のためのテクニックの一端を,問題形式で紹介する.

【主要目次】 
第1章 ヒューマンエラーとは何か
一 涙も凍るヒューマンエラー
まさか患者が入れ替わるとは
たぶん大丈夫
規則を守る意思がない
見落とされた警告
二 ヒューマンエラーは根深い問題
何をヒューマンエラーと呼ぶか
事故の背後にヒューマンエラーあり
深刻な事故を招くヒューマンエラー
第2章 なぜ事故は起こるのか
一 事故とは何か?
事故の特徴
異常の判断基準――フレーム問題
二 事故は起こらなくなるか
異常に気づくタイミング
事故が起こるとき
事故の罠から逃れる
悪魔の証明と事故
三 やっぱり人はまちがえる
複雑にからむ事故原因
四枚カード問題
まちがえる理由は不明
第3章 ヒューマンエラー解決法
一 問題の捉え方
問題の捉え方が一番難しい
問題を捉えなおす方法
それでも問題は起こるもの
二 問題解決への作業
誰が問題に取り組むべきか
立場の違いをなくす
部署縦割りの弊害
タスクフォース(特命作業班)
柔軟性が問題を解決する
組織の風通しをよくする
三 小さなミスこそ重要
四 事故の責任は誰がとるべきか
専門性の壁
上司? 当事者?
第4章 事故が起こる前に……ヒューマンエラー防止法
一 三段構えのエラー抑止
作業の行いやすさ 評価方法
本当に安全ですか?
異常に気づかせる
ヒューマンエラーに気づかせる15の方法
二 大事故に発展させない方法
備えあれば憂いなし
大事故を想定する
第5章 実践 ヒューマンエラー防止活動
問題の共通点
解決の糸口は現場に
解決策は当人たちが知っている
第6章 あなただったらどう考えますか
情報伝達/万物ハ一個ニツキ一円ナリ/五叉路/アナログ? デジタル?/恐怖と緊張/何分まで待てますか?/記憶と順序/記憶力とは何か/ありがた迷惑/パニック/命令に従わない機械 モードの切り替え問題/向きの呪い 基本編/向きの呪い 世間の事情編/向きの呪い その根深さ/リスト/名前の呪い 専門用語/名前の呪い 一貫してますか?/名前の呪い 先入観/名前の呪い まぎらわしい/名前の呪い 伝統の惰性/振込め詐欺/デザイン倒れ/荷札/注意喚起/安全装置のジレンマ その1 常用化/安全装置のジレンマ その2 設定ミス/安全装置のジレンマ その3 無効にしてしまえ/エラーは注目される/徒然草/エラーを起こさせる
第7章 学びとヒューマンエラー
学校のテストでまちがえるのはなぜ?
効率がいいからといっても…
わかるということ

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